お墓に木が生えだした

世の中お盆モードでで、大きな霊園の周辺ではお墓参りの渋滞が起きていますが、渋滞に巻き込まれながらもお墓参りに行ける人は幸せな人達で、世の中にはお墓参りに行きたくてもいけない人や、行けなくなってしまった人もたくさん居られる訳ですから、お墓参りに行ける事は有難いことだとご先祖様に感謝し、子孫長久をお願いして、お墓参り自体を楽しんでみて下さい。

大きな霊園の中にはお墓参りで賑わっている喧騒を横目に、うっそうとした木に覆われて、強制撤去の立て看板が立てられたお墓もありますが、木が生えるようなお墓というのは、相当長い年月誰も訪れなかったということで、草葉の陰から無縁となったご先祖様が、それでも誰か来てくれてお線香の一本でも上げてくれないかと待ちわびているのです。

但し誰かと言っても誰でも良いということではなくて、やはり縁のある方ということで、御縁の繋がりを大切にして繋げていくという役割のお墓ですから、御縁のある方の供養の気持ちが何よりもうれしいことなのです。

お墓が新しい内には草や木が生える事はありませんが、古くなってきますと草が生えて、やがては木が生えるようになってきますが、木が生えるようになってきますと、もうどうにも手が付けられなくなってしまいます。

木の枝が隣近所まで伸びていきますし、葉が落ちるし、根っこは墓石を持ち上げたり、隣近所にまで影響を及ぼしたりするのです。

お墓に木が生えるという事は、お参りしていないか、長年掃除をしていないかということで、無縁になってしまう重要な警告なのです。

そうならない内に早めの墓じまいの計画や、散骨供養などの計画を立てて実行する必要があります。