墓じまいとは
墓じまいとは、後継者がいないなどの理由でお墓を撤去して更地にし、お墓の中の遺骨を散骨、永代供養、樹木葬などの後継者不要の葬送に切り替えることです。
墓じまいの宿命
人はあの世に行く時に一人で行くしかありません。
たとえ親子であっても兄弟であっても、誰も一緒には行ってくれないものなのです。
あの世に一人で行くことはとても寂しいことだけに、せめてこの世に何か残しておいて、いつまでも忘れないでいて欲しい、といのがお墓の本音なのかもしれません。
しかし、この世は諸行無常、永遠に続くものなど何一つないのです。
自分がご先祖様になったとしたら、お墓参りに来た孫達に、一生懸命声をかけるでしょう。
更に新しい命を授かっていたら、嬉しくて仕方ないでしょう。
しかし、もし待てど暮らせど、誰もお墓に来なくなってしまったら、誰か参ってくれと、声を大にして叫ぶでしょう。
お墓というものは、喜びの現場であると同時に、悲しみの現場でもあるのです。
最近は、数多くのお墓が悲しみの現場になっています。
誰も参ることのないお墓は、草木が生えて周りの方に迷惑をかけるばかりでなく、何と言ってもご先祖様が一番悲しんでおられるのです。
墓じまいはご先祖様が子孫繁栄を願って建てられたお墓を処分することになり、大変に心苦しいというか、後ろめたい気持ちを持つものですが、実は何もしないで放置し続けることが最も悲しいことであることを考えると、お片付けという意味では、綺麗に片付けることが最良の方法であることに気付きます。
墓じまいの考え方
片付けるのにも作法があり、ちゃんとお断りしてからあの世にお帰り頂ければ、納得して下さるのです。
お参り出来ないのに、いつまでもそのままにしていると、ご先祖様が悲しまれるばかりでなく、私達の心に深い罪悪感が根付くのです。
最後の者は、きちんと、そして綺麗にお片付けするのが礼儀、「ご先祖様ありがとう」の気持ちで望めば、必ず喜んでくださるのです。
やすらか庵ではお墓の撤去に関する全ての機材を保有し、安価で安心して頂ける墓じまいを行います。