NPO法人やすらか庵が当初からこだわっている「手作業の粉骨」には訳があります。
そもそも粉骨とは散骨などの理由のためにお遺骨を粉状にすることですが、葬祭業が届け出制や許認可制でないことから、葬祭のことなど全く知らない、或いは亡き人の尊厳など無視した業者が巷には溢れています。
粉骨の作業もそうです、電動粉砕機の中に遺骨を入れて蓋をして、スイッチを入れるだけの粉砕作業が「粉骨」として世に広まっていますが、このようなやり方では亡き人が無縁仏になるだけです。
亡き人にはこれから粉骨致しますよという儀式を行い、手作業でゆっくりと語り掛けながら粉骨しないと亡き人には理解することが出来ません。こういったことが葬祭の基本であり、亡き人の尊厳を大切にする方法なのです。