葬祭の心得の無い者の粉骨

今や粉骨の機械がインターネットショッピングでお安く買える時代、しかし安い粉砕機は作りが良くないのですぐに壊れますが、それでもこういったものをある程度揃えればすぐに粉骨屋が開業出来ますので、これからの時代、多死社会で亡くなる人がどんどん増えていくのだからと全く葬祭の心得の無い人がいきなり粉骨業を開業した所で、そのやり方は「いらっしゃいませ、はいどうぞ」の粉引き屋であり、こんなことでは亡き人はきっと迷ってしまうだろうなと思うのです。

粉骨業は単なる商売としてももちろん成り立つわけですが、亡き人がそれで満足したかどうかが問われるのであって、そんなこと分かるもんかとやり続けても、やはり最終的には亡き人達が決めてくれることであるのですが、私的には無縁仏が増えないようにすることが使命ですので、やはり無責任な粉骨で無縁仏になってしまう方が居られることは耐え難いことなのです。