海の散骨供養

高野山真言宗やすらか庵では海の散骨供養と森の散骨供養を行っていますが、海の散骨供養では必ず儀式と読経を行い、亡き人をお送りするという目的を果たしているのです。

葬儀というものは、亡き人をあの世に迷わずにお送りする儀式であり、皆が参加する事、そして儀式を行う事が大切なポイントであり、そのために僧侶が居るのですから、海の散骨供養に於いても可能な限り皆が参加して、迷わぬようにとお送りすることは、とても大切なことなのです。

近年は葬送の儀式がどんどん簡略化してしまい、形ばかりのものになっていますが、立派な葬儀が嫌われて身内の者だけの家族葬が好まれるのは、せっかく葬送の儀式をしても形ばかりでわざとらしいからではないかという気がいたします。

たとえ立派な葬儀はしなくても、散骨供養をしっかり行えば、亡き人を迷わずにお送り出来るのです。