お葬式の時の位牌がいつまでも家にありませんか

写真の位牌は「白木の位牌」と呼ばれるもので、お葬式の時に使われるものです。

何故白木の位牌と言うのかについては、無垢の白木で出来ていて、人が亡くなった時に初めて枕元に持って来て戒名や俗名、没年月日、享年などを書き込んで作られる臨時の位牌だからです。

重い病気で闘病している時に、必要になるからと言って家族の者が位牌や遺影、棺桶などを準備するようなことをすれば、闘病している人が死ぬのを待っているように思われますので、そのようなことはしてはいけません。

病気の人にとってみれば、たとえどんな状況であれ、必ず治ると信じていたいものです。

ですから白木の位牌というものは予め準備するものではなくて、どうにも出来なかった時にお亡くなりになって初めて使う物なのです。

しかし白木の位牌はあくまでも臨時の位牌であって、四十九日までのものです。

それ以降は使ってはいけません。