お墓に使われる石は主に御影石ですが、
国内の良質の石は掘り尽くされ、今では貴重な資源で、
実際には外国産の石が大量に輸入されています。
子々孫々まで残るようにと作られた墓石の寿命よりも、
家系が絶えていくことのスピードの方が早く、
墓じまいして撤去された石は硬くて重いことから
簡単な処分が困難です。
また、魂のこもった礼拝の対象物であったことから、
再生利用の引き取り手が少ないのです。
こうした現状から、一部の悪徳石材業者は
墓石の処分費用をもらいながらも、それを浮かすために
不法投棄されており、山中に山積みされた様子をマスコミのニュースで見た人も
多いことでしょう。
やすらか庵でも最初の頃は産廃業者を利用して処分してもらっていましたが、
不透明な処分方法に疑問を感じ、独自で処分、再利用する決断をいたしました。
大きな石はセリ矢という道具で大まかに分割してから
ジョークラッシャーという機械にかけて砂利にします。
とても手間隙のかかることですが、石にも命といものがあるとしたら、
最後の最後まで誰かの役に立って命を全うして欲しいという気持ちで、
ご奉仕しています。
石の処分費用は頂いておりませんので、完全ボランティア、
出来上がった砂利はお寺の駐車場に寄付させて頂いております。
皆様のご支援、ご協力をお願いいたします。
私がお清めした「お清め済み」の砂利で、安心して使えます。
必要な方には無料で差し上げます。