カニクレーン

NPO法人やすらか庵では墓じまいの道具としてカニクレーンを所有しています。

カニクレーンとはゴムのクローラーが付いたエンジン動力の自走式クレーンで、幅が60cm程度ですので狭い所にも入っていくことが出来て、4本の足であるアウトリガーを広げて車体を支えて使いますが、その様子がカニが足を広げているようなのでカニクレーン、またはカートクレーンと言います。

カニクレーンは、クレーン車が横付け出来ない場所にあるお墓、クレーン車が入って行けないけれどある程度の広さの通路があるお墓の墓じまいで活躍します。

お墓の石材は重い物が多く、場合によっては500kgを超えるような石材もありますので、そういった石材を運び出すにはこのようなカニクレーンで吊り上げてエンジン動力のゴムクローラー式運搬車に積み込んで運び出します。

カニクレーンが使える条件としては

  • 幅が1m以上の通路があること
  • アウトリガーを広げるスペースが確保できること
  • 地盤がしっかりしていること
  • 急な坂や階段が無いこと

などの条件が必要です。

しかしカニクレーンは重さが1トン近くあり、ゴムのクローラーで走行しますが、走行時やカーブを曲がる時に路面を傷付けやすいので、走行時や使用時の養生が必要です。