離檀料というものはあってはいけない

寺院

俗に言う「檀家寺」は、檀家さんの法事やお葬式、

供養などが主な収入源で、お寺と檀家さんとは昔からのお付き合い、

ということが多く、檀家さんにとってお寺は、先祖の供養をしてくれたり、

人生相談にのってもらったりと、とても有難い存在ですし、

お寺さんにとっては、檀家さんが日頃のお掃除や行事のお手伝いをしてくれたり、

本堂の建て替えには寄付をしてもらったりと、

お互いにとても密接な関係にあるものです。

近年は核家族化の進行で若い人が都会に出たり、

若い人の宗教離れが進む中で、お寺さんとのお付き合いが

希薄になってきました。

地方の寺院では、若い人が都会に移り住み、

残された老夫婦が亡くなる度に、檀家さんが減っていくという、

とても深刻な状況が加速しています。

一方、都市部では地方から移り住んだ人達が新たに寺院の檀家になり、

お寺さんとのお付き合いというものが希薄な中で、

寄付ばかり要求される、住職が尊敬できる人でない、

などの理由でお寺を離れたいと思っている人が意外と多いものです。

また、跡取りの者がいないなどの理由で、

やむを得ず離檀する人も多いのです。

檀家を離れたいと相談に行くと、意外とトラブルになるのが離檀料です。

お寺さんにとっては、これまでご先祖の供養をし続けたから、

そのお礼としてお布施をしなさい、という名目ですが、

大してお世話になっていないから、払う必要はないとの

施主との見解の違いがトラブルになるのです。

そもそもお布施とは、施主が感謝の気持ちとして差し出すものであり、

いくら出しなさいと請求されるものではありません。

気持ちをお金にして自主的に納めるもので、

尚且つ、お坊さん個人に渡すものではなく、

ご本尊様にお供えするものなのです。

いくら出しなさい、という離檀料なんて、

本来あってはならないものなのです。

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